沖縄県立高校を受ける中学生へ

高校入試のしくみ
ここだけでわかる!

むずかしい言葉はできるだけ使わず、
まず知っておきたい基本だけをまとめました。

最初にここだけ

入試は、1回のテストだけでは決まりません。

中学校の成績、3月の学力検査、面接などを合わせて合否が決まります。さらに、受け方には「特色選抜」と「一般選抜」があります。

1 中1〜中3の
成績を見る
2 5教科の
テストを受ける
3 面接なども
合わせて決める
01

全体の流れ

出願から合格まで

細かい日付より先に、順番を覚えましょう。

  1. 1
    志望校を決める

    特色選抜を使うか、一般選抜でどこを受けるかを考えます。

  2. 2
    出願する

    特色選抜と一般選抜は、セットで出願します。

  3. 3
    特色選抜の検査

    面接・実技・学校独自の検査など。内容は高校によって違います。

  4. 4
    3月の学力検査・面接

    全員が5教科の学力検査を受けます。

  5. 5
    合格発表

    特色選抜と一般選抜の結果は、同じ日に発表されます。

  6. 6
    必要なら2次募集

    定員に空きがある高校・学科に、もう一度出願できます。

大事

特色選抜に出す人も、3月の学力検査を受けます。

02

2つの受け方

特色選抜と一般選抜

どちらか一方だけではなく、特色選抜は一般選抜とセットです。

つまり

特色選抜は「以前の推薦入試に近い受け方」、一般選抜は「いわゆる一般入試」です。ただし、特色選抜も校長先生の推薦は必要なく、全員が3月の学力検査を受けます。

特色選抜

得意なことや意欲も見る

出願
校長先生の推薦は不要。ただし高校ごとの条件があります。
見るもの
内申、学力検査、活動や資格、面接・実技など
テスト
記述式を除いた5教科250点分を使います。
変更
出願したあとの志願変更はできません。

一般選抜

内申と当日点を中心に見る

出願
県立高校を受ける人の基本となる選抜です。
見るもの
内申、5教科の学力検査、面接
テスト
記述式を含む5教科300点満点です。
変更
倍率などの条件を満たすと、1回だけ変更できます。

特色選抜で不合格だったら?

同じ学力検査の点数で、一般選抜の判定に進みます。もう一度テストを受け直すわけではありません。

出願の例

特色選抜はA高校一般選抜はB高校という出し方もできます。

03

中学校の成績

内申点は165点満点

中1・中2・中3の通知表が、すべて同じ重さで使われます。

中1 55点
中2 55点
中3 55点
合計 165点

5教科

国語・社会・数学・理科・英語 評定をそのまま足します

実技4教科

音楽・美術・保健体育・技術家庭 評定を1.5倍して足します
つまり

テストの点だけでなく、提出物や授業への取り組みも大切です。中1の成績も入試に入ります。

04

入試当日

5教科の学力検査と面接

学力検査は2日間。各教科50分、60点満点です。

1日目

  1. 1国語
  2. 2理科
  3. 3英語

2日目

  1. 4社会
  2. 5数学
  3. 面接
国語 60 社会 60 数学 60 理科 60 英語 60 合計 300点
一般選抜

記述式をふくむ300点を使います。

特色選抜

記述式を除いた250点分を使います。

合否は当日点だけで決まる?

いいえ。一般選抜は、内申と学力検査等を原則5:5で見ます。高校によっては4:6などに変える場合があります。

05

出願するとき

第2志望・倍率・志願変更

第2志望

同じ高校の別の学科なら出せる

別の高校を第2志望にすることはできません。

倍率

志願者数 ÷ 募集人数

1.0倍を超えると、募集人数より志願者が多いという意味です。

志願変更

一般選抜だけ、条件つきで1回

基本は、倍率1.0倍を超えた学科からの変更です。特色選抜は変更できません。

「第2志望」と「2次募集」は、何が違う?

第2志望は、最初に出願するとき、同じ高校の別の学科も希望しておくことです。
2次募集は、最初の合格発表のあと、不合格だった人が、定員に空きのある高校・学科へあらためて出願することです。名前は似ていますが、まったく別のしくみです。

注意

倍率が1.0倍未満でも、必ず合格するとは限りません。

普通科の「学区」について

普通科には通学区域があります。区域外の普通科は、原則として定員の10%以内の枠になります。専門学科・総合学科は県内のどこからでも受検できます。

06

最後の機会

2次募集とは

合格者が定員に届かなかった高校・学科で行われます。

1 実施校を確認
2 出願
3 面接など
4 合格発表

2次募集では、新しい5教科の学力検査は行いません。3月に受けた学力検査の得点と、調査書・面接などを合わせて選抜します。

覚えておく

試験後に自己採点をしておくと、2次募集の出願先を考える材料になります。

07

まちがえやすい

入試のよくある勘違い

「そうだと思っていた!」が多いところを、正しく覚えましょう。

×特色選抜だけを受けられる

特色選抜は一般選抜とセットです。特色選抜に出す人も、3月の5教科の学力検査を受けます。

×特色選抜で落ちたら終わり

一般選抜でもう一度判定されます。同じ学力検査の点数を使うため、テストを受け直す必要はありません。

×中3の成績だけが入試に入る

中1・中2・中3の3年間が入ります。3学年とも同じ重さで、内申点に使われます。

×定員割れなら必ず合格する

必ず合格するとは限りません。募集人数より志願者が少なくても、選抜は行われます。

×第2志望は別の高校を選べる

同じ高校の別の学科を選びます。第2志望を出せる学科の組み合わせは、志望校の募集要項で確認します。

08

いつ何をする?

中3の1年間

日付は毎年変わります。まずは、おおまかな時期と順番をつかみましょう。

  1. 4〜7月
    高校を知る

    学校・学科・通学方法を調べ、行きたい高校の候補をつくります。

  2. 夏休み
    学校説明会へ行く

    校内の雰囲気や授業、部活動などを自分の目で確かめます。

  3. 9〜12月
    志望校を絞る

    内申点・模試・倍率なども見ながら、受け方を考えます。

  4. 1月
    出願先を決める

    特色選抜を使うか、一般選抜でどこを受けるかを決定します。

  5. 2月
    出願・特色選抜の検査

    出願後に倍率が発表され、一般選抜には志願変更の期間があります。

  6. 3月
    学力検査・合格発表

    5教科の学力検査と面接を受けます。必要な場合は2次募集へ進みます。

注意

正確な日程は年度ごとに変わります。必ず中学校と沖縄県の公式発表で確認してください。

09

具体例で確認

内申点を計算してみよう

例として、9教科の評定がすべて「3」だった場合を見てみます。

5教科

評定3 × 5教科

15点
実技4教科

評定3 × 4教科 × 1.5

18点
1年間

15点 + 18点

33点
3年間

33点 × 3学年

99点 /165点
ポイント

実技4教科は1.5倍です。全部「3」なら3年間で99点、全部「4」なら132点になります。

資料

ことばの意味

入試のミニ用語集

調査書
中学校での成績や活動などを高校へ伝える書類。
内申点
通知表の評定を、入試で使う点数に直したもの。
評定
通知表につく「1〜5」の数字。
志願
その高校を受けたいと申し込むこと。
定員割れ
志願者が募集人数より少ないこと。
選抜
高校が、入学する人を決めること。「入試の合格者を決める方法」という意味。
特色選抜
以前の推薦入試に近い受け方。得意なことや活動、資格、意欲なども見ますが、校長先生の推薦は不要です。
一般選抜
いわゆる一般入試。内申点、5教科の学力検査、面接などを使って合否を決めます。
第2志望
最初の出願で、同じ高校の別の学科も希望しておくこと。
2次募集
最初の合格発表後、空きのある高校・学科がもう一度募集すること。
Q&A

よくある質問

迷いやすいところ

特色選抜だけを受けられますか?

受けられません。特色選抜は一般選抜とセットで出願します。

特色選抜と一般選抜は別の高校でもいいですか?

はい。特色選抜はA高校、一般選抜はB高校という出願もできます。

中1・中2の成績も入りますか?

入ります。沖縄県では中1・中2・中3の3年間を同じ重さで使います。

英検を持っていると必ず加点されますか?

全高校共通の加点はありません。特色選抜での扱いは、高校・学科ごとに違います。

面接は全員にありますか?

一般選抜では全員に面接があります。方法や時間は高校によって違います。

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